2023年度 一般社団法人 銚子青年会議所

2023年度 一般社団法人 銚子青年会議所

(一社)銚子青年会議所 概要


理事長所信

理事長所信

2023年度理事長所信 

第60代理事長 明石 和也

 LOMスローガン: 『衝動~みんなで咲かせよう大輪の花~』

【はじめに】
 「新しい日本の再建は我々青年の仕事である」という覚悟のもと、1951年、その記念すべき第1歩を踏み出した日本青年会議所は、「ひとづくり」「まちづくり」「教育」「国際社会」「環境」など様々な分野において、青年としての正義感、理想を追求する心、真摯な情熱という価値観のもと積極的にかかわってきました。銚子青年会議所も1964年の創立以来、人は変わり、手法や表現は異なりますが、それぞれの時代で「明るい豊かな社会」を追い求めるという創始の「志」は脈々と受け継がれ、今年60年目を迎えます。その銚子市は今、人口の減少・流出に伴い会員の減少も余儀なくされているのが現状ではありますが、この逆境をいかに活かして行動していくかということが必要であると考えます。
 2020年春から起こった新型コロナウイルスのパンデミックも国・自治体それぞれで対策を確立し始めましたが、個人での対策方法・価値観は未だに多元化し続けているのが現状です。人と接する事が当たり前だった3年前と比べ、人と直接会わずにコミュニケーションを取りながら物事を進め、社会を運営していく世の中になりました。これは今までの非常識が常識に変わった1つの例でもあります。そして、2022年の始めに起こった戦争に関しても同じことが言えるかもしれません。各々の視点・立場で物事を捉え、一歩間違えば偏った意見に振り回されてしまう世の中。まさに我々は全世界を取り巻く大きな渦の中にいると言っても過言ではありません。
 しかし、恐れることはありません。大切なことは「渦の中にいる」という認識をしっかりと持つということ。この認識を持って生きている人と、そうでない人ではこの先の創造する未来が大きく変わってくると考えます。このような時代だからこそ、外からの情報よりも自分自身と向き合うことに重きを置き、結果としてこの渦に翻弄されない己を築いていくことが大切だと私は確信しております。そして今を嘆くよりも明るい未来を思い描き、ワクワク・ドキドキしながら創造していくことがこれからの我々に必要なことであり、それが結果として後世に受け継がれていくものなのだと信じています。この逆境をいかに活かして行動するのか、これが今まで以上に必要な時代となってきます。決して1人で乗り越えようとはせずに銚子青年会議所の会員をはじめ、銚子市に住んでいる方々と一緒に明るい未来を創造しながら銚子青年会議所の運営に取り組んでまいります。

【銚子青年会議所との出会い、そして会員拡大への思い】
 2007年に銚子で石材業を営んでいた父と共に働くようになり、まもなくして銚子青年会議所入会のお誘いがありました。しかし当時の私は石材業をしっかり覚えたいという気持ちや考えが強かったため、何度も断り続けてまいりました。やがて仕事に慣れ、自信もついてきた頃、改めてお誘いのご縁があり、入会の運びとなったというのが経緯であります。入会した年齢が38歳と、卒業まで2年ということもあり、何もわからないながらも一生懸命努めたいという気持ちで1年を過ごさせて頂きました。会員の皆さんを見ていて感じた事はそれぞれが銚子への熱い思いを持ち、1人では何も出来ない事も皆で知恵を出し合い行動し、実現してきたということです。だから何かを成し遂げた時の達成感と共に成長できるのだと思いました。そして、銚子青年会議所を卒業しても一緒に銚子のために活動し、また成長を繰り返しながら年を重ね、気がついたら20年30年来の仲間になっているのだと感じました。20歳から40歳までの在籍という性質を持ち、常に新陳代謝が必要な団体でもあります。普通に生活をしていたら体験できない達成感などを味わい、一生の仲間になりえる人と1人でも多く出会っていただきたいと考え、会員拡大に取り組んでまいります。

【創立60周年を迎えるにあたり】
 銚子青年会議所は、1964年千葉県では3番目のLOMとして創立され、多くの先輩方が繋いできた歴史がある中、創立60周年を迎えます。今日まで明るい豊かな社会の実現を理想に多くの先輩方が所属していたこの銚子青年会議所。過去には100名以上の会員数を誇り、輝かしい功績を残されてきました。現役会員が生まれる前から繋いで来られ、多くの諸先輩方の血と汗と涙でできている襷たすきがとても尊いものだと感じられます。このような尊敬する先輩方の思いを胸にしかと刻み、本年60周年の事業を大きく展開してまいります。
 しかしながら、銚子青年会議所の現在の会員数は過去の会員数からするととても誇れる人数ではありません。もちろん会員の1人ひとりが心に熱い気持ちや信念を持っていることは今も昔も変わりません。そんな中、ここ数年のコロナウイルスのパンデミックや世界の金融情勢により世界中が大きな影響を受けて多くの企業が負担を強いられてしまい、かつては大いに盛り上がっていた銚子の飲食店もその大打撃により疲弊してしまっているのが現状であります。そこで私を含めた会員の皆さんが持つ熱い気持ちをこれからさらに大きくしていき、決して銚子青年会議所の会員だけではなく、銚子市民の皆様など多くの方々を巻き込みながら銚子の飲食店が活性化する事業を行い、これを創立65周年、創立70周年へと続く新時代の第一歩とします。

【60周年式典を開催するにあたり】
 60周年式典の開催にあたっては、会議において勘案を重ね、厳格な式典を行うことが必要とされます。本年の式典はこれ以上にない入念な準備・設営等をし、これまでの60年というとても長い歴史を繋いでくださった諸先輩方ならびに関係者の方々への感謝の思いを込めた設えをし、未来の銚子青年会議所のさらなる発展を加速するものだと信じて行います。クオリティーの高い式典を設えることにより、来賓の方々、市内関係各所や県内各地青年会議所へ銚子青年会議所の存在感を改めて認識してもらい、これまでの60年に感謝し、これからも未来永劫続く本会議所へより一層の協力を求め各団体と共存共栄を果たしてまいります。

【諸先輩方との交流及び会員内での交流】
 ここ数年は新型コロナウイルスによるパンデミックの影響もあり、なかなか先輩方との交流もできにくい状況ではありました。しかし、本年は60周年ということもあり先輩方のお力が本当に必要な年だと考えます。私自身入会して1年足らず、そして会員の皆さんも先輩のご指導ご鞭撻が実に大切な1年になろうかと思います。OB会との連携も含めて積極的に先輩方と交流し60周年に対しての意識向上を計ってまいります。
 加えて、銚子青年会議所内での会員同士の交流も希薄な3年間でした。入会間もない会員や次代を担う会員同士が交流することで個々が成長し、それが組織力向上に繋がると考えます。一体感を大切にし、希薄から気迫に満ちた組織を目指します。

【おわりに】
 昨今の世情を背景に以前は非常識だったことが常識になりえる時代になりました。そして銚子青年会議所も数年会員を経験して、理事長になるのが常識でしたが今回その常識も覆しました。第60代理事長を打診された時は正直、青天の霹靂へきれきでありました。「青年会議所をまだ何もわからない自分が何をしたらいいのか」がまったく定まらず、その事だけを考える日々が続きました。その反面、本当に有難い話であるという感謝の気持ちが存在していたのも事実です。そこで「何故、私は感謝しているのか」という方向へ考えを改めてみたところ、気持ちが大きく変化していく自分に気づけたのです。そのうちに「やりたいか、やりたくないか」から「やってみたい」に変化し、今では「やり遂げる」へと変わりました。この間私が行ったことは、理事長へ想いを心の中で育てたということです。当初不安の方が大きかったものの、今では膨らませた自分への期待感がより大きくなりました。
 青年会議所はいつの時代も「期待」や「展望」を抱きながら市民運動の先頭に立って進んできた団体です。本年、我々銚子青年会議所は市民に対して「衝動」という種を撒き、10年後20年後に明るい社会という大輪の花を咲かせられるよう活動してまいります!!

―基本理念

●他人を楽しませるためにまずは自分が1番楽しもう!!


基本方針

  • 銚子の飲食店の活性化に繋がる活動

  • 会員の意識向上を促す活動

  • 創立60周年に向けた地域や企業、各団体との交流

  • 新規会員10名以上の拡大

事業計画

    • 創立60周年の記念式典ならびに事業
    • 創立60周年に向けた県内各地青年会議所との交流
    • 諸先輩方との交流
    • 組織力向上のための会員内での交流事業
    • 市内各団体が行う事業への協力


(一社)銚子青年会議所 2023年度

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銚子商工会館内3C

TEL 050-3786-0285  FAX 0479-23-4747